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「社台vsダーレー」冷戦勃発に揺れる馬産地の未来は?

2010/ 07/ 12
                 
ヤッパリサムカッタ・・・
「社台vsダーレー」冷戦勃発に揺れる馬産地の未来は?



7日8日9日のブログで「社台vsダーレー」冷戦勃発の内幕を暴露したが、大方の予想どおり今日行われたセレクトセール2010は寒い内容だったな。



初日の1歳馬ですらこの有様じゃ、明日の当歳セリはさらに売り上げが落ち込むのは必至だ。



ノーザンFが最低限の面子を保つために上場したロジユニヴァースの全弟、アコースティクスの2010(父ネオユニヴァース)のリザーブ価格6000万円ですら、下手すると到達しないんじゃないか?



・・・と大半の読者がいきなり「リザーブ価格」とか言われてもピンと来ないと思うので説明すると、生産者が『この馬は最低でも○○○○万円じゃないと売らないよ』と設定した値段のことを指す。アコースティクスの2010を例にすると、ノーザンFは6000万円のリザーブ価格に設定している。セリでそれ以下の値段で落札されると主取りになり、取引が成立しない。



ち・な・み・に



俺がアコースティクスの2010のリザーブ価格を知っているのは、関係者に配られる




リザーブ価格表



を見ているからだ。




さらに読者向けの小ネタとしてノーザンF生産馬で最初と1番最後に上場される馬は、リザーブ価格が0円に設定されている。リザーブ価格0円馬は通称「サービス馬」と呼ばれていて、ノーザンFが走りそうな馬を『いくらでも構わないので買って下さい』と馬主さん向けに提供している。



今日の1歳馬セールでは


[上場番号3]
クラシックローズの2009 牡
父ダイワメジャー・3100万円で里見治オーナーが落札


[上場番号220]
セシルカットの2009 牡
父アグネスデジタル・1300万円で(株)グランプリが落札


がサービス馬だけど、結構走る馬が多いので覚えておいて損はない。



おっと、話が脱線したので本題に戻すと、



セレクトセールの売り上げが落ちたのはダーレーを警戒した社台グループが「鎖国政策」に打って出た結果なので、主催者的には想定の範囲内に過ぎない。



読者のみんなもセール結果を目の当たりにして驚いたと思うけど、社台グループの鎖国政策には馬産地でも賛否両論・・・



と言うか、非難の声が多く挙がっていた。



そもそも鵡川・門別・新冠・静内・三石・浦河などの中小牧場は、社台グループのことをよく思っていない。社台グループとはライバル関係だし、セリでも社台は他の牧場が生産した上場馬をほとんど買ってくれないからな。



その一方、ダーレー・ジャパンはセリでも中小牧場が生産した馬を高値で落札してくれる上に、育成も吉澤ステーブル、坂東牧場などの外部に委託している。また設立当初から経営に苦しむ中小牧場向けに、ファンタスティックライト、アルカセット、アドマイヤムーンなどの種付け料をリーズナブルな価格に設定。社台グループ以外の生産牧場にとっては大事な顧客だけに、ダーレーを支持する発言が目立った。



これは俺の個人的意見だけど「敵の敵は味方」じゃないが、社台グループの一党独裁に反発する中小牧場を、ダーレーが上手く取り込んだ印象を強く受けた。



10日間に渡る馬産地取材を終えた率直な感想として、今回の冷戦は

「社台vsダーレー」

というより、正確には

「社台vsダーレー&非社台系の中小牧場」

の対立が表面化したと言った方が適切かも知れない。



それは社台グループが他の生産牧場に

『ダーレーはセリで購入した馬を海外に持っていく可能性が高い。そうなっては馬産地全体の損出だ!』

と呼びかけても、中小牧場の生産者達は

『きれい事を言っているけど、結局は自分たちの利益のためだろう・・・』

と冷めた見方をしている。先々を見据えれば社台グループの考えが正しいハズなのに、どうも感情的に反発している感は否めなかった。



何か今日のブログは競馬ブ○クや週間ギャ○ップに掲載されているコラムのような内容だけど、近い将来馬産地では「社台グループとダーレーを旗頭とした中小牧場連合体」“二大政党制”になるかも知れない。



そうなった時に競馬でどういった現象が起こるかは何とも言えないが、ハッキリしているのは冷戦勃発でこれまで以上に生産者の“仕込み馬券”が活発化するのは間違いない。



俺たち情報屋さんにとっては願ったり叶ったりだし、特に「馬産地の帝王」を通じて生産者ラインからインサイダー情報を入手できるウチにはな・・・


[ブログで書ける範囲内のオーナー・サイダー馬]
7/17(土)新潟★R
☆☆☆☆☆☆☆☆に出走予定
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ブログでお馴染みのオーナー・サイダー馬。
休養明けの前走時も取り上げていたけど、結果は断然人気を裏切る案外な内容。
それでも手綱を取った名手は『初めて乗ったので比較はできないが、叩いた次は変わりそうだよ』と手応えを掴んでいたし、テキも『年齢を重ねてズブさが出たのか、稽古も動いていたし敗因は久々としか思えない。まともに走ればこのクラスでは力が上』と巻き返しに燃えている。
今回はぶっちゃけオーナー・サイダーは関係ないけど、前走の敗戦で評価を下げると痛い目に遭うぜ。

7/18(日)新潟★R
☆☆☆☆☆☆☆☆に出走予定
b_01.gif(←情報馬はココで確認してくれ)
こちらも読者にスッカリお馴染み里見治オーナー期待の新馬。
今日のセレクトセールでもクラシックローズの2009を筆頭に何頭か落札していたが、FC2ブログランキングも08年のセレクトセールにおいて高値で購入した期待馬だ。陣営も『稽古の動きも良いし初戦から勝ち負け』と評価は高いし、どんな走りをするか個人的に注目している。


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